【上級卓の記録#2】深い巡目でのリーチ判断

※牌の表記 マンズ:一~九 ソウズ:1~9 ピンズ:①~⑨

 

高打点を最後まで追うのか、確実に聴牌を取りにいくのか迷いました。

東1局なので積極的に和了に向かいたいところです。配牌は4向聴ながら頭があり、両面ターツも3つあるのでよいと判断しました。4567でタンピン三色を目指して手をつくっていきます。

6巡目で五を引いてきて、マックスに仕上げられそうな目途が立ってきたのでドラの南を離しました。その後は③、一、西のように、より安全度の高い牌に持ち替えていきます。

2段目の最後で下家が6をチー。赤ドラが見えてないので満貫もあるし、形聴取りかもしれません。そして④ポンから親が②ポンで、4が出てきました。「うっ...三色にならない。」と思いましたがそろそろ聴牌取らなきゃと思って4をチーしました。

大体このくらいの巡目になるとリーチして和了できる確率は低いのではないかと思います。確定していない高打点より堅実な聴牌ということで「いつも通りの流れで」聴牌を取ることにしたのですが、「良い手をもらった時はマックスに仕上げる」という考え方もあると思います。

実際、下家と対面が1段目で3を切っており、親も98と切っているので47は山にありそうと考えることもできます。二五八は山にいるかちょっと分かりませんが3面張で期待できそうです。リーチをかければ他家が降りてくれることもあるかもしれません。

そういったことをもろもろ含めて、いつも通りの流れ(基準)を一度疑ってみてもいいのかなと思いました。そして基準を変えた上で、ある程度数をこなしてみないとどちらがよいかは決められないでしょう。状況ごとにデータを取ることが大切だなと感じました。