【上級卓の記録#15】シャンポンvsカンチャン

※牌の表記 マンズ:一~九 ソウズ:1~9 ピンズ:①~⑨

 

 オーラス、2着目でドラいっぱい。トップを狙うには打点が十分過ぎる手になっています。ラス目からリーチが入りましたが、ラス目と3着目の点差を考えると満貫ベースと予想できます。満貫放銃してもラス落ちはない点差なので、トップを狙って端っこだけど危険な1を勝負することにしました。

 

その後②を持ってきて、ドラ切ってドラ表示牌の間③待ち変えってどうなんだろうと一瞬思いました。ソウズの中ごろはまったく切れておらず、自分で1枚副露しているドラと4のシャンポンは待ちとしては弱いです。でもドラ切って表示牌待ちって、う~ん。

 

ドラの危険度ですが、後で振り返ると単騎待ちくらいしか当たらないかもしれないですね。中スジになっていて、序盤の八と①が逆切りなので、①の関連牌②や③を持っていそうと読んでも赤⑤を切っています。しかもハネ満打ってもラス落ちない・・・。ドラを切る選択肢もありましたね。

 

結局シャンポンとカンチャンどちらが和了しやすいかということになりそうです。RTDガールズファイト3予選C卓だったかと記憶してますが、解説の白鳥プロが、相手が真っ直ぐ来てるときはシャンポンよりカンチャンがいいと仰ってました。理由は考えてみてね、とのことでしたが、う~む、白鳥プロの解説って、なるほど!って思えることが多いので、相応の理由があると思うんですよね。でも、それらしい、しっくりした理由が思い付かない。

 

シャンポンは端にかかってることが多く、カンチャンは中張牌が多くなる。したがって、相手が真っ直ぐ来るということは中張牌を切り易いので、カンチャン有利ということだろうか?それともアンコスジはみんなが欲しがってるから同じ待ちになりやすいの応用で、2枚持ってるシャンポンが若干和了しにくくなるとかかな。

 

いずれにせよ、この発言は、真っ直ぐ来る人がリーチをしていた訳ではなく、打牌選択の自由がある状況でのもの。今回は真っ直ぐ来るといってもリーチをしている訳だから、カンチャン待ち変えも結果論だったのかもしれない。このシャンポンvsカンチャンについては、今後も統計など含めて興味深く調べていきたい。