【上級卓の記録#21】1向聴からどうするか

※牌の表記 マンズ:一~九 ソウズ:1~9 ピンズ:①~⑨

 

先制リーチを受けて両カン+3面張の1向聴になりました。11巡目に九を持ってきて、18スジ理論でいくと両面ならあと、六九、⑥⑨、②⑤⑧、147、25、69の8スジということになります。赤あり麻雀の子のリーチ平均打点が約7000点なので、放銃期待値は、7000*1/8=875点とおおよそ見積もることができます。

 

和了確率がどれくらいあるのかというところが勉強不足なのですが、やや薄いけど3面張もあるし、④引けたら三色もあるし期待値は高いかなと考えて九を押しました。カン④と⑥どちらがいいのか選べなかったというのもあります。現物の⑦を切っておいて、三色確定したら勝負の方がよかったかもしれません。2引いたら崩れてしまうのですが。

 

また、期待値がプラスでも、万が一放銃したときのリスクも考慮しなければなりませんでした。まだ東2局ですが、ラス目のリーチに平均7000点で放銃すれば自分がラスで大きく後退することになります。しかもみんな段位もレートも上の人ばかりです。ドラの南が3枚見えていて、赤ドラもこの時点で2枚見えているので打点はそんなになさそうではありますが、カンチャンターツを2つ払っているのでそれ以上によい待ちと考えることもできましたね。

 

現代麻雀技術論によれば、聴牌と1向聴には大きな差があるようで、先制聴牌と勝負するには相当な良形で良い待ちが求められるようです。副露に関するデータを集計中なのですが、概観した様子では、当たり前かもしれませんが、和了したいなら早く聴牌という感じです。

 

これまであまり追いかけリーチを打ってこなかったのですが、2向聴、1向聴から勝負できるようになりたいなと思います。確率的には難しいようですが・・・。