副露の成否基準③他家和了―アソシエーション分析

副露和了放銃に関する分析と同様の手順で他家和了についても分析した。 

 

結果と感想

信頼度(confidence)0.8、支持度(support)0.1で分析した結果、結論部(rhs)を「他家和了」とするルールが8個得られた(表1)。条件部を見ると「親」と「追掛リーチあり」が目立つ。

表1.支持度0.1で得られたルール
     lhs                                                        rhs       
 [1] {親,雀頭あり,両面ターツ以上あり,追掛リーチあり}               => {他家和了}
 [2] {親,両面ターツ以上あり,自分先制副露,役牌1鳴き}             => {他家和了}
 [3] {親,雀頭あり,両面ターツ以上あり,先制リーチなし,追掛リーチあり}   => {他家和了}
 [4] {親,両面ターツ以上あり,自分先制副露,先制リーチなし,役牌1鳴き} => {他家和了}
 [5] {親,自分先制副露,役牌1鳴き}                             => {他家和了}
 [6] {親,自分先制副露,先制リーチなし,役牌1鳴き}                 => {他家和了}
 [7] {親,両面ターツ以上あり,追掛リーチあり}                        => {他家和了}
 [8] {親,両面ターツ以上あり,先制リーチなし,追掛リーチあり}            => {他家和了}
     support   confidence lift  count
 [1] 0.1071429 1.0000000  2.240 6    
 [2] 0.1071429 1.0000000  2.240 6    
 [3] 0.1071429 1.0000000  2.240 6    
 [4] 0.1071429 1.0000000  2.240 6    
 [5] 0.1071429 0.8571429  1.920 6    
 [6] 0.1071429 0.8571429  1.920 6    
 [7] 0.1428571 0.8000000  1.792 8    
 [8] 0.1428571 0.8000000  1.792 8

 

もう少し出現頻度の低いルールについても調べるため、支持度(support)0.08(8%)で分析した結果、124個のルールが得られた。条件部の事象頻度を図1に示す。

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図1.条件部の事象頻度(他家和了

 

前回同様、「親」が多い。どうも親での副露が上手くいっていないようだ。また、結論部が「放銃」のときは「追掛副露あり」だったのに、「他家和了」だと「追掛リーチあり」になるのも面白い。結局、先制で鳴いてもリーチを受けて、放銃は少ないものの、すごすごと引き下がっている様子が伺える。

 

期待値を高くして押せる手にするとか、河で高そうに見せるとか、本当に早くて高いときにだけ鳴くとか、なにかしらの工夫が必要だろう。もちろん手牌読みも加えてもう1牌2牌押せるようにもしたい。

 

副露まとめ

「子」、「東場」のときに「和了」しやすい。「ドラ0」、「親」、「追いかけ副露あり」だと「放銃」しやすく、「親」、「追いかけリーチあり」だと「他家和了」となりやすい。

 

親の副露が上手くいっていないので、セオリー通りリーチを基本に手を組んでいこうと思う。そして、特に東場の子のときは積極的に副露して和了を目指す。過去の分析から見ても、どちらかというと打点よりも和了率の方がより重要である。

 

副露したら早く聴牌することを目指し、聴牌したらリーチにはもう少し押したい。逆に、追いかけ副露に対して注意を怠っているので、手出しツモ切りを見るとか、期待値を考えるとかを意識して放銃を減らしていきたい。

 

今後調べたいこと

リーチについて分析を行い、リーチと副露の選択基準を明らかにしてみたい。

 

参考文献・サイト

秋光淳生(2016)データの分析と知識発見 放送大学教育振興会

金 明哲 アソシエーション分析(1) [連載]フリーソフトによるデータ解析・マイニング第40回