【コパ・アメリカ】サッカー日本代表-ウルグアイ戦の感想
2019年6月21日(日本時間)、アレーナ・ド・グレミオでサッカー日本代表vsウルグアイ代表のコパ・アメリカ、グループC第2戦が行われました。日本はリードしながらも直後に追いつかれる展開で、最終的に2-2で引き分けています。この試合について簡単に振り返ってみます。
試合の概要
CONMEBOLから公式記録を見つけられなかったのでDAZNとGoogleの結果をそれぞれまとめておきます。
ウルグアイ | 日本 | ||||||
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58% | 支配率 | 42% | |||||
29 | シュート | 12 | |||||
10 | 枠内 | 3 | |||||
74% | パス成功率 | 73% | |||||
63% | 敵陣パス成功率 | 65% | |||||
33 | 敵陣PA内タッチ | 20 | |||||
7 | CK | 3 | |||||
65% | デュエル勝率 | 35% | |||||
14 | ファウル | 20 |
DAZNより筆者作成
Googleより
スタッツでは日本がリードしていく展開でしたが、後半はウルグアイの怒涛の攻撃にさらされている様子が見て取れます。
日本のフォーメーション
日本はチリ戦から先発6人を変更した4-2-3-1の布陣で臨みました。GKは大迫から川島、右SBは原から岩田、ボランチは中山から板倉、トップ下は久保から安部、右は前田から三好、トップは上田から岡崎です。
対するウルグアイはほぼいつものメンバーで4-4-2の布陣でした。2トップにカバーニとスアレス、中盤は左からロデイロ、ベンタンクール、トレイラ、ナンデス、DFラインはラクサール、ゴディン、ヒメネス、カセレス、GKムスレラとなっています。
守備の改善
チリ戦では左サイドにスペースを与えてしまった日本ですが、この試合では中島と三好がSBとの距離を縮め、2ラインをキープする時間を長く保っていました。2失点はしましたが、PKとCKからであり、流れのなかからの失点はありませんでした。両ワイドに求められる負担は増えますが、ウルグアイ相手に一定の成果は出せたのではないでしょうか。
ウルグアイの守備
対するウルグアイの守備はさほど前からプレスをガンガンかけるような感じでなく、ややリトリート気味にブロックをつくって対応していました。もちろん日本もこの日は間に選手が顔を出して受けていたのでプレッシャーをうまくかわせていたのもあります。
ウルグアイは失点の直前に左SBラクサールが負傷。柴崎の対角のロングパスから三好がニアハイを打ち抜いて先制するとゴンサレスと交代しました。左SBにカセレス、右SBにゴンサレスという布陣になります。
ここから中島への対応が3枚でL字に組んで縦も中へのカットインも切るような形になります。追加点の場面ではそれを逆手に取り、中島が2人を引き付けて杉岡がオーバーラップ、ニアで岡崎が競り、その分ムスレラの対応も中途半端になり、最後は三好が詰めました。もちろんその前に中盤で三好が粘ったプレーから長い距離を走っている点もポイントです。
その他
植田がPKを与えてしまったシーンですが、最初遠目で見たときはカバーニが勝手に転がってるなと思いましたが、VARで見るとボールと関係ない方向にスパイクを伸ばしてしまっていました。若干審判が試合を面白くさせるために取ったようにも見えますが、少しもったいないところでした。
中島がサイドに流れながらターンで倒れたシーンはボールが大きく流れ、完全に抜き切ったわけでもなかったということなのでしょうか。自分からぶつかりに行ったとみなされたのかもしれませんね。
まとめ
若い選手も多くいたなかで、強豪ウルグアイ相手にアウェイのガチな大会で引き分けなら十分な成果ではないでしょうか。
次は25日エクアドル戦です。2位抜けでのグループ突破はあまり現実的でなく、3位の3チーム中で上位2チームに入ることが目標になります。そのためには、まず日本が勝って、その上でグループBのパラグアイがコロンビアに引き分け以下か、カタールvsアルゼンチンが引き分けに終われば準々決勝に進めます。
コパ・アメリカで準々決勝進出なんて素晴らしいことなので、最後まで信じて応援したいと思います。