すごく勉強になる村上プロの解説動画

※牌の表記 マンズ:一~九 ソウズ:1~9 ピンズ:①~⑨

※手出し:テ ツモ切り:ツ

 

河読み、手牌読みの基本について、村上プロが実際に打ちながら丁寧に解説してくれています。日向プロとの掛け合いも面白いです。序盤の逆切りなど、とても参考になりました。何度も見て、実践で少しずつできるように練習したいものです。以下メモです。

 

上家 ①テ東テ

普通は受け入れ枚数の狭い字牌を切ってから数牌を切るので、①周り(②や③)は持ってない可能性が高い
※つまり、字牌よりも先に手出しされた数牌の周りは持ってない可能性が高い!

手元の上級卓のデータでは、約100件このような切り順があり、関連牌(1つ隣または2つ隣)を持っている枚数は平均0.25枚でした。

 

対面 北テ八テ九ツ
もし八九がともに手出しなら、早い巡目の片チャン落としなので相当早いと読める.今回は九ツモ切りなのでそこまで早くない。

 

4巡目対面 北テ八テ九ツ①テ
八の方がくっつきが広いのに①を引っ張って持っていたのだから、①周りの②や③を持っている可能性が高いと読める.または下の三色や一通を狙っているとかもある.これが逆切りってやつですなぁ。

 

6巡目対面 北テ八テ九ツ①テ白ツ⑦テ
①周りは持っていたけど⑦はくっつき候補として持っていた浮き牌かもしれない.

 

6巡目下家 九テ西テ西ツ⑥テ⑥ツ⑤ツ
西がトイツ落としではなかったのでそこまで早くもない.⑥手出しは早そう.⑤⑥⑥や⑥⑥⑦からの先切りもある.⑤ツモ切りなので、③④⑥ではない.

 

7巡目対面 北テ八テ九ツ①テ白ツ⑦テ 2テ
八テ→①テの読みと同じで、⑦の方がくっつきが優秀なのに2を残していたから、2の関連牌は持っていそうだなと読める.

※牌効率が逆になった切り順=逆切りに注目するんですね
※実際は三色狙いで⑦よりも2のくっつきを重視していた.
したがって、下家は中張牌の⑥の後、次何を手出しするかに注目することになる.

 

上家 ①テ東テ發ツ中ツ南テ④テ ⑧テ
これも逆切りなので、④よりも⑧の関連牌があると読める.⑧⑨外しとかもある.

 

7巡目下家 九テ西テ西ツ⑥テ⑥ツ⑤ツ 一テ
ドラ二なので表示牌一を引っ張ることはある.よって⑥と一が両方孤立の可能性もある.ただし、多くの場合、二や三を持っていることが多い.

 

8巡目上家 ①テ東テ發ツ中ツ南テ④テ ⑧テ⑨テ
もし⑨が出てこなかったら⑨頭なのかなとも考えられる.予想通り片チャン落としなのでピンズはほぼ持ってない可能性が高い.

 

9巡目上家 ①テ東テ發ツ中ツ南テ④テ ⑧テ⑨テ⑤テ
⑧⑨の片チャン落としの途中で⑤を持ってきて、安全度の比較で持っていた可能性が高い.⑤は親と北家の現物になっている.また、④のくっつきよりも片チャンターツを残しているのでスピードもありそうだと読める.このくらいの巡目で闇聴入っていることもあるが、降りていたら麻雀にならないのでもう少し手を進める.

 

10巡目対面 北テ八テ九ツ①テ白ツ⑦テ 2テ⑤ツ③ツ5リーチ
親リーチ.逆切りの①、2が関連牌で宣言牌が5.
①手出し+③ツモ切りなので②頭かピンズで1面子完成している可能性高い.
2手出し逆切りなのでその周りで1ブロック完成している可能性高い.そうすると残りはソウズの中~上、マンズ一~七の両面.5周り36、47、間8もある.

 

10巡目下家 九テ西テ西ツ⑥テ⑥ツ⑤ツ 一テ西ツ②ツ③テ
③よりも安全度の高い西を切っているから親の現物として持っていたことは考えにくい.よって③関連牌持っている.

 

13巡目上家 ①テ東テ發ツ中ツ南テ④テ ⑧テ⑨テ⑤テ北テ西テ八ツ 2テ
2が4枚見えたので親の2手出しに関連牌があると読んでいたが、1223の面子から2を切った可能性は否定され、5を持ってきて間3待ちから36待ちに変化したとか、孤立牌だったとか、1頭とかもある.

 

16巡目上家 ⑨手出し
これで自分の目から⑨が4枚見えたので、下家の⑦⑧の手出しは⑦⑧⑨から切ったものではないことが分かる.5巡目の⑥ツモ切りと合わせて考えると⑥⑦⑧から切っている.⑧も4枚見えてるので⑨合わせてもチーされることはない.

 

 

いやはや、記憶力がすごい。いきなり全部の手出しツモ切りを見るのは難しそうなので、最初は親とか目立つ牌を切っている人なんかを中心に見ていけばいいのかなと思う。

 

このシリーズまだまだ続くようなので、次回にも期待!