Mリーグ始動

2018年7月17日、Mリーグが発足しました。

とても期待感があります。自分がこれまで何となく思い描いていた理想の麻雀の姿に近いと感じました。それはつまり既存のプロスポーツのような形。まだまだ及ばないけど咲-saki-の世界観のような。麻雀という競技を突き詰め、普及し、人に感動を与えられる存在。そしてそのプレイヤーが尊敬され、注目され、評価される世界。最高顧問の影響もあって、Jリーグが創設されたときのようなワクワク感もあります。

 

一方でこの大変革によって対応を迫られる人たちも多いのではないかと思います。クリーンさは同時に排除も内包しています。ゆるやかに移行できるか、上手く棲み分けが進むのか不透明ですが、同じ麻雀でつながっている人たちが仲違いしないことを願うばかりです。

 

また、既存のプロ団体はどのような役割を担っていくのでしょうか。現状ではプロ団体に所属している雀士からMリーガーがドラフトで選出されるシステムになっています。したがって、まずプロ団体に所属していることが必須であり、そこで活躍することが求められるでしょう。実質Mリーガーの育成機関のような、登竜門的な役割を担っていくことになるのではないでしょうか。各団体のタイトルを獲得することの意義が失われることはしばらくなさそうです。Mリーガーの地位や報酬が上がるにつれ、そこに多くの雀士を供給できる団体の価値が高まることにもなります。でもそうすると団体間に差が生まれて淘汰、統合が進むのでは・・・?なんて思ったりもしますが、それは少し先の話になりそうです。

 

Mリーグの人気が高まるにつれ、麻雀をしたいという子どもたちが増えることが予想されます。プロスポーツでは土台として部活動が受け皿となっているわけですが、麻雀の場合は教育現場がそれを許可してくれるかというところで、ひと悶着ありそうです。もちろんそこも踏まえてのパーセプションチェンジなのでしょうけれども。麻雀教室に通うということも選択肢ですが、全国大会なんかができたら激熱でしょうね。

 

素人ながら色々と想像してしまいますが、とにかくこのプロジェクトが成功してほしい。一麻雀ファンとしてMリーグに注目し、応援していきたいです。結局ファンが関心を寄せなければオリンピックなんて絵に描いた餅に終わるでしょう。役満級の変革の期待値は高い・・・ハズです。